お客様インタビュー
220年以上続く老舗を未来へ繋ぐ再生プロジェクト
京都の老舗奈良漬店のオーナー田中様のお悩みは、老朽化が進んだ旧店舗の未来についてでした。「建て替えか、売却か」と迷われましたが、「長く親しんだ土地で、老舗の暖簾を守りたい」と当社にご相談頂きました。
当初は賃貸併用を検討されていましたが、模索する中、当社の*ビジネスマッチングにてホテルチェーンとの交渉が実を結び、1階が店舗と加工場、2階がホテルのエントランスと朝食コーナー、そして田中様ご自宅、3階以上がホテルという複合施設に行き着きました。
場所は四条烏丸から徒歩3分という観光立地。「この場所を自分たちだけでなく、皆さまにも使って頂くことで社会貢献になれば」と田中様。また、長期テナントとなるホテルチェーンの誘致という、安定性を重視した事業プランの内容にも高い評価を頂きました。
田中様は「人と歴史の絆を大切に、より良い商品づくりに挑戦していきたいと思います」と未来への抱負も新たに、笑顔で語ってくださいました。
*ビジネスマッチング
レオパレス21では企業様とのネットワークを活かし、お客様と運営事業者とを結ぶ体制が整っています。

京都の町並みに溶け込む和風の店構え。「以前のお店の雰囲気を残すこと」も田中様のこだわりの一つでした。
複合施設(店舗・自宅・ホテル) 京都府京都市下京区 2017年2月完成
田中長奈良漬店 相鉄フレッサイン
敷地面積:710.29m² 建築面積:550.38m²
延床面積:4,491.86m²
建ぺい率:77.49% 容積率:632.40%
階数:地下1階・地上9階建て 棟数:1棟 室数:140室
お客様の課題
建物の老朽化が進み、「建て替えか、売却か」を迫られる中で、田中様は「220年以上続く老舗の暖簾を守る道はないか」とお悩みでした。

四条烏丸駅から徒歩3分。京都景観賞も受賞した歴史的な建物でした。
レオパレス21からのご提案
- 当初は賃貸住宅48戸+店舗・自宅プランを検討するも融資条件等が折り合わず断念。さまざまなプラン提案の中、関西初進出を目指すホテルチェーン誘致を実現。
- 建物は1階店舗と加工場・2階ご自宅+3階以上をホテルテナントという複合施設をご提案。
- 1階店舗については、歴史的な建築物の面影をそのまま生かした、味わい深い設計デザインに。

正面入口を入ると、ゆったりとした販売スペース。奈良漬けのまろやかな香りがふんわり漂う。1階は店舗と加工場、2階はご自宅。

オーナーの田中様は創業の地に店舗と加工場を置くという念願がありました。

街なみにとけこむ外観デザイン。

3階以上をホテルに。シンプルでいて瀟洒なデザイン。

京都おばんざいを謳う朝食には、田中長奈良漬店のお漬物も並びます。