定年後も再び仕事を始める方法!65歳を超えても現役

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セカンドライフにおいて、社会との接点を持たないことにより外部とのコミュニケーションが取れず、疎外感や孤独を覚えてしまうことがあります。また、これまでの貯金だけでは十分な生活が難しいため、セカンドライフでも仕事を続けていきたいという人もいらっしゃるでしょう。

今回は老後の働き方にはどのような形態があり、どのように仕事を探せばよいのかについて解説します。

現在の職場で働き続ける方法

定年後も退職せずに、正社員として働く

現在、高年齢者雇用安定法により、定年を設ける場合は60歳以上となっています。その上で、定年を65歳未満で定めている雇用主は、以下の3つのうちいずれかの措置をとることが求められます。

  1. 65歳への定年引き上げ
  2. 65歳までの継続雇用制度
  3. 定年の廃止

つまり、少なくとも65歳まで働くことについては法的にも保護されており、さらに会社との合意で継続して働ける可能性があるということです。

慣れ親しんだ職場でそのまま働き続けることができれば、本人にとっても会社にとってもメリットがあります。もっとも負担や労力が少なくて済む方法でもあります。

定年時に一時退職して、契約社員として再雇用される

正社員としては一旦退職しますが、契約社員として再雇用されるという方法をとることもできます。契約社員とは、契約期間に定めのある従業員を指します。契約期間は原則として最長3年となりますが、一定の専門職や60歳以上の労働者については最長5年という期間を定めることもできます。

また、2013年4月施行の改正労働契約法により、有期契約が反復して更新され、通算5年を超える場合には、労働者側から申し込むことで無期契約に転換することも可能となりました。施行から5年後である2018年4月からは実際にそのような事例が発生することが予想されます。長く安定して働きたいという人には朗報です。

他の会社に転職あるいは再就職する方法

派遣社員として働く

定年退職を機に、気分を一新して転職するという選択肢も考えられます。その際、正社員としてではなく、派遣社員として働くのもひとつの方法です。

派遣社員であれば、派遣元の会社が適した仕事を紹介してくれるというメリットがあります。定年後には「ひとつの会社で勤め上げる」という働き方ではなく、様々な派遣先で仕事をするというスタンスもよいのではないでしょうか。

パート、アルバイト、嘱託として働く

現役時代のようにフルタイムで働くのではなく、定年後は少しペースを落として働きたいという人もいます。

そのような場合は、パートやアルバイトとして働き、無理のない範囲で仕事するのがおすすめです。もしくは、通常の正社員より時間を短くした勤務や限定的な職務を内容とする嘱託社員として働くのも良いでしょう。