持ち家の活用方法まとめ!広すぎる老後の自宅の使い方とは

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自分に合った活用方法を見つけよう

4月のLeo-PRESSは「夫婦二人で考える老後の持ち家活用法」。これから月末にかけて以下の3家庭における持ち家の活用方法について、詳しく見ていきたいと思います。

「賃貸併用住宅に建て替え」山田さんご夫婦

2017/04/12 追記
山田さん家から学ぶ「賃貸併用住宅」について記事が公開されました!

ご主人 57才。60才で定年退職予定。
奥様 54才。パートタイム勤務。
長男 27才。結婚の予定はなく、しばらくは一人暮らしを楽しみたい様子。
自宅 東京都23区外(八王子市)。
貯金 3,500万円。退職金として1,500万円程度見込み。
状況 山田さんのご主人は定年に近いものの、その後、仕事をするかどうかは未定です。仕事をするとしても趣味と両立しながら、無理のない範囲で働きたいと考えています。独立開業して店舗やオフィスを構える予定はありません。定年退職から年金受給開始まで5年間あるため、安定収入が欲しいとも考えています。

特に独立して店舗などを開業する予定のない山田さんは、自宅を賃貸併用住宅に建て替えることにしました

決め手となったポイントは、立地としても人気の高いエリアで賃貸需要が見込めることと、年金受給開始までの5年間にも安定した賃貸収入が期待できることでした。

持ち家を有効に活用することで、住み慣れた地域でプラスアルファの賃貸収入を得ながら、余裕をもって新しい仕事や趣味を始めることが可能となります。

「二世帯住宅に改修」松本さんご夫婦

2017/04/21 追記
松本さん家から学ぶ「二世帯住宅」について記事が公開されました!

ご主人 65才。無職。
奥様 64才。パートタイム勤務。
長男 35才。結婚して、東京都内の賃貸マンションで生活。
長女 33才。結婚して関西に嫁いでいる。
自宅 千葉県市川市。
貯金 2,000万円
状況 松本さんのご主人は65才で定年を迎えたばかりです。長男夫婦は賃貸マンション暮らしですが、戸建住宅に引越したいという気持ちがあります。また、長男夫婦は将来的に両親(松本さんご夫妻)の面倒を見たいと考えています。長男の職場は東京都内ですが、松本さん宅がある千葉県市川市からは通勤圏内です。

長男夫婦から将来的に一緒に住みたいという意向を受けていた松本さんのご主人は、自宅を二世帯住宅に改修することにしました。

決め手となったポイントは、松本さん自身も将来の生活に漠然とした不安を抱いていたことと、長男の職場も通勤圏にあり、二世帯住宅から通勤することが可能であることです。

松本さんご夫婦が孫の育児をサポートすることで、長男の奥様もパートや趣味の時間を持つことができるようになります。

「高齢者施設に入居」桑野さんご夫婦

2017/04/28 追記
桑野さん家から学ぶ「自宅を売却して高齢者施設に入居」」について記事が公開されました!

ご主人 80才。電機メーカーを退職。
奥様 78才。専業主婦。
長男 52才。結婚して都内のマンションに妻と二人の子どもで住んでいる。
長女 50才。結婚して子どもが一人。桑野さん宅を出て20年になる。
自宅 東京都江東区。
貯金 退職金があり、現在2,000万円。
状況 電機メーカーを勤め上げた桑野さんのご主人は現在80才。自宅の資産を整理して高齢者施設に入居しようと考えています。桑野さん宅は東京都江東区にあり、立地条件なども良いため、査定額が十分高くなる可能性があります。

家族4人で住むには丁度よかった自宅も、夫婦二人となった今の桑野さんご夫妻にとっては、持て余す家となっていました。そこでご夫婦は自宅を売却し、自身は高齢者施設に入居することにしました。

決め手となったポイントは、自宅の住宅としての立地条件が良かったことから、査定の金額が十分高かった点でした。日常生活や介護などの不安を軽減することができるとあって、心置きなく夫婦の時間を過ごすことができそうです。

広過ぎる自宅も、工夫次第で夢を叶える手段に!

子供が巣立ってから持て余していた自宅も、様々な活用方法で老後の生活設計に役立てることができます。生活設計をより豊かなものにするためには、自身やご家族の置かれた状況の分析と、それを踏まえたプラン作りがポイントといえるでしょう。

特集:夫婦二人で考える老後の持ち家活用法

総合まとめ持ち家の活用方法まとめ!広すぎる老後の自宅の使い方とは【当ページ】

ケース1「賃貸併用住宅に建て替え」山田さんご夫婦の場合
ケース2「二世帯住宅に改修」松本さんご夫婦の場合
ケース3「高齢者施設に入居」桑野さんご夫婦の場合