名古屋のアパート経営事情を徹底分析!気になる単身世帯数や家賃相場は?

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1.名古屋の人口の推移

愛知県の県庁所在地である「名古屋」は東海地方の中枢といっても過言ではありません。全国の政令指定の中でも、横浜市、大阪市に次ぐ人口を誇ります。5年毎に行われる総務省による「国勢調査」によると、名古屋市の人口は下記のように推移しています。

2000年から2010年の10年間で、約9万人も増加しています。人口が増えている街というのは勢いがあります。2027年に開通予定とされているリニアモーターカーが走れば、東京と約1時間で結ばれることになります。今後、産業や経済の発展が加速することは間違いないでしょう。

名古屋市の人口はどれくらい?

では名古屋市の人口はどれくらいなのでしょうか。実に愛知県の人口の13パーセントを占めています。区ごとの人口は<表1>のようになります。
中心部から離れた地域のほうが人口が多いようです。では名古屋市内の人口増減率はどれくらいなのでしょうか。<表2>

5年間の間で、名古屋最大の繁華街の栄が位置する中区が10パーセント以上の増加率を見せています。通勤、通学、ショッピングにととても便利な街ですので、うなずけます。さらに人口が増えている街はこれからさらに発展が見込まれますので、アパート経営に向いている街といえます。

2.家賃の相場はれくらい?

名古屋の家賃の相場はどれくらいなのでしょうか。総務省統計局の「社会生活統計指標-都道府県の指標-2015」を見て見ると、一坪あたりの平均家賃が分かります。愛知県の平均家賃は、4,795円/坪(3.3平米)となっています。

これを基にすると、一般的な1ルーム(18平米前後)の部屋であれば、約3万円前後の家賃が平均となります。これは愛知県全体の平均となりますので、名古屋市内だけをいえばもう少し高い相場になると思った方がいいでしょう。また愛知県の平均家賃は全国7位ですが、総人口は東京、神奈川、大阪につぐ全国4位です。大都市のわりには家賃が安めの都市といえるのかもしれません。

名古屋市の間取り別にみる家賃相場

家賃の相場は右記となります。やはり利便性のいい地域であればあるほど家賃は高いようです。

3.人気の街はどこ?

愛知県民や名古屋市民に、今一番熱い街は「名古屋駅」周辺です。その高い利便性はいうまでもなく、東京にも負けない商業エリアの充実は若い人たちを中心に心をつかんでいるようです。

さらに駅周辺の再開発がさかんであり、駅の近くにも賃貸物件が増え始めました。また、大学の新キャンパスも開校もあり、さらに学生の流れも十分に見込める街となりました。アパート経営をするにはもってこいの地域といえるでしょう。また名古屋駅周辺のほか、地下鉄東山線の沿線も人気のようです。洗練されたイメージがあり、ショッピングにも便利なうえ、動物園などの自然もあり、子供がいるファミリー世帯には住みやすい街でしょう。そういった人気の街をおさえてアパート経営を行うことも、収益力をあげるコツになります。

名古屋市以外の地域

愛知県はとても産業が発達している県です。工業地帯も多く、その周辺であればアパート需要は十分に見込めるでしょう。特に豊田市、一宮市は人口も多く、名古屋市内までも十分に通える範囲となります。ベッドタウンにあたる地域で、ファミリー世帯をターゲットにしたアパート経営もやりがいがあるでしょう。

4.今後の動向

すでに進行している再開発の街の発展ともに、リニアモーターカー開通に合わせてさらに資産価値があがると予想される名古屋。

これからアパート経営を行うにはとても魅力的な都市といえます。企業のほか、学校も数多くありますので、学生や単身者をターゲットにしたアパート経営の展開も十分に考えられ、多種多様な賃貸経営が可能です。先見の明を持って街選びをすることも、アパート経営を成功させるひとつでしょう。理想のアパート経営を実現させましょう。

【参考資料】 総務省統計局ホームページ「国勢調査」資料(表1、2、3、4)

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