2017年酉年を先取り!来年予定されている主な出来事からミライを読み解く

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消費税アップは2019年まで延期に

2017年の最大のトピックは、消費税の10%への引き上げと思われていました。

しかし、2016年に安倍首相が2019年10月まで2年半延期することを正式に表明、しばらく消費税の動きはなくなりました。2017年に予定されている主な出来事は下の通りです。

2017年に予定されている主な出来事

1月
  • 改正育児介護休業法施行
  • アメリカ合衆国で新大統領が就任
  • 2017年アジア冬季競技大会が札幌市・帯広市で開催
2月
  • 夏目漱石生誕150周年
3月
  • ロボットが接客する「変なホテル」2号棟が舞浜にオープン
  • 改正道路交通法施行/準中型免許を新設
  • 「銀座ソニービル」が閉館(当面は、公園、イベントスペースに)
  • 国立代々木競技場 改装のため長期閉鎖(2019年まで2年間)
4月
  • 建設物省エネ法の規制措置がスタート
  • レゴランド・ナゴヤがオープン(国内初、世界では8番目)
  • 東京駅丸の内地下1階エリアの再整備事業完成
  • 松坂屋銀座店跡地の再開発終了。銀座エリア最大の商業施設開業
  • 漫画とアニメのテーマパーク「淡路マンガ・アニメアイランド」開業
7月
  • 香港返還20周年
8月
  • 世界陸上競技選手権大会開催(イギリス・ロンドン)
  • 松坂屋上野店南館の建て替え終了。新南館は23階建て複合ビルとして秋開業
10月
  • 愛媛国体開催
11月
  • JAXA宇宙飛行士 金井宣茂さんが国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在開始
12月
  • 2018年サッカーワールドカップ ロシア大会の組合わせ抽選会開催

※上記はいずれも予定です。

世界のパワーバランスに変化?

なんといっても大きなトピックは、年頭のアメリカ新大統領就任。トランプ氏は「アメリカはもはや世界の警察ではない」ことを宣言、自国の利益を最優先した外交・経済政策に大きく舵を切ることを宣言しています。

それによって中国、ロシアの影響力が相対的に拡大、世界のパワーバランスが大きく変化することも考えられます。中東や南アジアはもちろん、日本を含む東アジア情勢にも大きな変化があるかもしれません。

仕事と家事の両立がしやすく

国内では改正育児介護休業法が1月に施行になります。これにより育児・介護に関わる休暇が取りやすくなります。

【育児】

  • 子供の看護休暇(年5日)が半日単位で取得できる
  • 有期契約労働者の育児休暇の取得要件緩和

【介護】

  • 年間93日の介護休暇が分割して取得できる
  • 介護休暇(年間5日)が半日単位で取得できるようになる
  • 有期契約労働者の介護休暇の取得要件緩和

各企業では、残業時間の短縮、休暇取得率の向上などへの取り組みを続けており「働きやすい職場づくり」はさらに進みそうです。

トラックのドライバー不足に対応

道路交通法の改正による新たな「準中型免許」の設定も話題になりそうです。

普通免許と中型免許の間に準中型免許が設置され、2017年3月以降に免許を取る人は、普通免許で運転できる車の総重量が「3.5トン未満」に引き下げられ、新設される準中型免許が「3.5トン以上7.5トン未満」、現行の中型免許が「7.5トン以上11トン未満」になります。(現在普通免許を持っている人は、今と同じように5トン未満の車を運転することができます)。

現行の制度では、普通免許をもっている人が中型免許を取得するには「20歳以上、運転経験2年以上」が求められました。しかし「準中型免許」は、取得可能な年齢が18歳以上で運転経験も求めないことになっています。

背景にあるのは、宅配便の配送などに使われるいわゆる「2トントラック」の運転手不足。このクラスのトラックを運転する免許を取りやすくしたというわけです。

2020年に向け、商業施設も続々オープン

銀座ではソニービルが閉館し、新たなスタートを準備する一方、松坂屋跡地の再開発が完了し、銀座最大規模の面積を有する「GINZA SIX」がスタートします。

他にも、全国の主要都市や観光地で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックや増え続ける訪日外国人旅行者の受け入れのために、新たなホテルや商業施設が続々とオープン。世界情勢や経済動向に不安を抱えながらも、新たな歩みが進んでいくことになります。

さて、2017年はどんな年になるのでしょう?干支にちなんだり星座の運行で占ったり、いろいろなことが話題になります。でも、大切なのはどういう年にしたいかということ。それを決めるのは自分自身です。