消費税が低い国ランキング:ベスト10
順位 | 消費税率 | 国名 |
1位 | 5.0% | 台湾、ナイジェリア、カナダ |
2位 | 7.0% | シンガポール、タイ、パナマ |
3位 | 8.0% | 日本、スイス、リヒテンシュタイン |
4位 | 10.0% | インドネシア、韓国、カンボジア、ベトナム、モンゴル、ラオス、レバノン、スリナム、パラグアイ、オーストラリア、パプアニューギニア、エジプト、スーダン、ハイチ |
5位 | 12.0% | スリランカ、フィリピン、カザフスタン、エクアドル、ベネズエラ、セーシェル、ボツワナ、グアテマラ、ホンジュラス |
6位 | 12.5% | ベリーズ、インド、バヌアツ、ガーナ |
7位 | 13.0% | ネパール、ボリビア、エルサルバドル、コスタリカ |
8位 | 14.0% | 南アフリカ、モーリタニア、レソト |
9位 | 15.0% | バングラディシュ、トルクメニスタン、ルクセンブルク、サモア、ニュージーランド、フィジー、エチオピア、カーボヴェルデ、ギニアビサウ、コモロ、ジンバブエ、赤道ギニア、ナミビア、モーリシャス、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、ドミニカ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア |
10位 | 16.0% | パキスタン、ヨルダン、ガイアナ、コロンビア、ケニア、コンゴ共和国、ザンビア、メキシコ |
引用元:世界一は27%!日本は何番?消費税が高い国・低い国ランキング | MONEY-GO-ROUND
情報元:世界の消費税(付加価値税)の税率......平成26年4月版
次は消費税率が低い国を見てみます。
台湾が1位で5%。台湾では消費税ではなく「営業税」という名目で課税されています。また日本でも以前取り入れられていた内税表示が導入されています。例えば価格が「100円」と書かれていたらその中に営業税も含まれるので、「税金を払っている」という実感がわかないのが特徴です。
シンガポールとタイが2位で7%、日本が3位、インドネシア、韓国、ベトナムは4位で10%と、アジア諸国が上位にランクインしています。
日本の消費税率が低い理由
こうしてみると、日本は世界の中でも比較的消費税が安い国だということがわかります。2019年に10%になったとしても、消費税の安さは世界で4番目です。
ただ、消費税率が高い分、日用品や食料品は非課税もしくは税率を低くする軽減税率が導入されている国もあります。
例えば消費税率20%のイギリスでは、食料品や水道水、新聞、書籍などは非課税です。フランスでも新聞や雑誌、衣料品は2.1%、食料品や書籍は5.5%、外食サービスや旅客輸送は7%に消費税が抑えられています。
日常生活での消費という面から考えると、日本よりも海外の方が消費税率は相対的に低いということもあるのです。
日本では2019年に増税(消費税の税率10%)される見込みですが、飲食料品や新聞は8%のまま、といったように軽減税率が導入される想定です。
※外食(テイクアウトはOK)やお酒類は対象外の見込み。
税金が上がる前には、高額商品(高級品、住居、車、アパート)のかけこみ需要が起こる可能性もありますので、今後の動向には気を配るようにしましょう。
まとめ
単に「低いから引き上げても仕方がない」と考えるのではなく、税金の使われ方や社会的背景にも注目する必要があります。
消費税に限った話ではなく、世界の税事情に目を向ければ、日本ならではの過ごしやすさや大変さが見えてくるでしょう。2月のLeo-PRESSでは世界の税金についてご紹介し、そこから見えてくる「日本の生活」を紐解いていきます。
> 消費税10%への増税で注意したいこと!住宅を賢く購入するための時期と対処法
特集:世界の税金、日本の税金
第1回:日本の消費税は意外と安い?世界の消費税ランキングベスト10
第2回:「高福祉・高負担」で有名な北欧三国の税事情から見る日本の現状と未来
第3回:日本の相続税は本当に高いのか?世界と日本の相続税の違いと特徴
第4回:こんなものにも税金が!世界の個性的でユニークな税金10選