春の訪れを感じさせてくれる桜の開花。今年はGWが最大10連休ということもあり、海外旅行を考えている方も多いことでしょう。
国によっては桜の時期が日本とずれている地域もあるため、海外で文化の違いを感じながら2度目の桜を楽しめる場所もあります。
今回は2019年の日本での桜の開花予想日から、海外の有名な桜スポットまで幅広く紹介していきます。
2019年の桜シーズン到来!日本の定番お花見スポットの開花予想は?
2月7日時点の日本気象株式会社の発表では、2019年は高知を起点として3月17日から桜の開花がスタートすると予想されています。
暖冬傾向のために、東・西日本ともに桜の休眠打破の時期は1週間ほど遅れたものの、開花時期は平年並みか平年より早いと予測されています。
また、北日本でも東・西日本と同じく休眠打破の時期は平年よりも遅れが見られたものの、開花時期については平年並みと考えられています。
桜の日本3代名所と呼ばれる地域の開花予想はどうでしょうか。
桜のトンネルや花筏(はないかだ)、越前城が見どころの「弘前公園」がある青森県の開花日は4月24日です。4月20日~5月6日には「弘前さくらまつり」の開催が予定されています。
上流から下流にかけて約4kmを800本のソメイヨシノが取り囲む「目黒川」も、定番のお花見スポットです。「目黒川」のある東京都の開花予想日は、青森県よりも1ヶ月早い3月23日と言われています。
山全体が美しいピンク色に染まる「吉野山」の桜。毎年3月24日~4月22日頃に桜まつりやライトアップが開催されています。
奈良県の開花予想は3月26日ですが、吉野山は標高が高いため5日〜10日ほど遅くなります。また、エリアによっても開花時期が変わりますので、詳しくは吉野山観光協会の発表を確認するようにしましょう。
アジアの桜のスポット
ここからは海外の桜スポットについて見ていきます。アジアは1泊2日でも十分楽しめる地域が多く、桜の見所時期は3〜4月です。
【韓国】ソウル 汝矣島公園
韓国の桜スポットといえば、毎年4月上旬に開催されるソウル最大の花まつり「汝矣島 春の花祭り」です。さまざまな催し物が行われるメイン会場は「汝矣島(ヨイド)公園」沿いの汝矣西路(ヨイソロ)と呼ばれる通りです。
この通りの約2kmの区間には約1,800本の桜が咲き乱れ、約1週間で600万以上の人が訪問すると言われています。桜だけでなく、パフォーマンスや展示など催し物も行われ、賑わいを見せる観光スポットです。
【中国】武漢市 東湖桜花園
武漢市にある「東湖桜花園」は桜の世界3大名所の1つであり、中国の2大桜の名所の1つとしても知られています。10ヘクタールの敷地に植えられている桜はなんと5,000本。公園の隣にある武漢大学でも1,000本の桜も見ることができる、中国屈指のお花見スポットです。
【中国】遼寧省大連市旅順口区 龍王塘桜花園
中国の2大桜の名所のもう1つが遼寧省大連市(りょうねいしょう、だいれん)、旅順口区(りょじゅんこうく)にある「龍王塘桜(りゅうおうとうおう)花園」です。
龍王塘ダムの隣にある広さ5,000平方メートルのこの公園は、18枚の花弁が特徴的な星花玉蘭(白木蓮)が数多く植えられていることでも有名です。
中国の有名都市とは少し離れた地域にある桜スポットですが、穴場スポットを訪問したい方にとっては最適な場所でしょう。
【台湾】嘉義県 阿里山
台湾で最も人気な桜スポットの阿里山。ソメイヨシノ・台湾山桜・八重桜など様々な種類の桜を楽しむことができます。
桜の見ごろは3月~4月と日本とほぼ変わりません。阿里山は森林遊楽ができる観光スポットとしても人気の場所なので、ぜひ1度訪れてみてください。