セカンドライフにオススメのペットをご紹介!考えておきたい寿命とお金の話

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ペットを飼うために必要な費用

ペットを家族として迎え入れ、育て続けるにはそれなりの費用が必要です。

「飼ってみたけど生活が苦しくなった」「病気になったのに病院に連れていけない」といったことが起こらないよう「生涯飼育するために必要な費用」を計算しておくことが大切です。

費用比較

小型犬 うさぎ ハムスター
購入費 約200,000円 約30,000円 約2,000円
初期費用 約50,000円
※ワクチン・登録料・避妊手術・餌・飼育用具など
約20,000円
※ゲージ・給水器・ブラッシング用品・かじり木・牧草・トイレ砂・餌など
約8,000円
※ゲージ・回し車・給水ボトル・床材・トイレ砂・餌など
月々の費用 約8,000円
※おもちゃ・シーツ・予防接種・トリマー・シャンプー・餌など
約5,000円
※牧草・トイレ砂・餌・おやつなど
約3,000円
※床材・トイレ砂・餌など
寿命 約15年 約5年 約3年
生涯費用 169万円 35万円 11万8千円

「ペットと暮らしたい」が「費用は工夫しておさえたい」場合

費用を抑える工夫のひとつとしては、保健所などで里親として保護犬を受け入れれば購入費用がかかりませんし、社会貢献にもつながります。また、ご自宅でお風呂に入れさせればトリマーにかかる費用が節約できます。

ペットに加齢に伴う費用と医療費

ペットも高齢になれば足腰が弱くなって怪我をしやすくなったり、免疫力が落ちて病気にかかりやすくなりますので、治療や入院などにかかる医療費も予め考慮しておくようにしましょう。

一般的に、生涯かかる医療費は犬で100万円、猫で60万円と言われています。ペットには健康保険は適用されず、治療費も高額になりがちなため、ペット保険に加入するのも良い方法です。医療費の保証や、通院、入院保証などが受けられます。掛け捨てであれば月額1,000円ほどで加入することができます。

ペットの寿命を把握しておく

近年、高齢者がケガや病気を理由にペットの面倒を見きれなくなるという問題が起きています。ペットを買うか否か、または何を飼うかは、ご自身の年齢とペットの寿命を考慮するようにしましょう。

たとえば犬の場合は「平均寿命が15年」といわれていますので、15年後の自分が十分に世話できているかイメージしてみましょう。もし不安な場合は、もう少し小型なうさぎやハムスターを検討してみるのも良いかと思います。

老犬ホームや老猫ホームの検討

「飼い主が亡くなってしまった」「飼っていた犬や猫が高齢になって、介助が難しくなってしまった」など、やむを得ない事情を持つご家族のために、大切なペットを預かってくれる「老犬ホーム・老猫ホーム」などがあります。

毎日の散歩だけでなく、自力で食べられない子のごはんのサポートや排泄のお手伝い、マッサージやトリミングなどのお手入れなど、スペシャリストの方々が日々の生活を総合的にサポートしてくれます。

施設によっては「これからペットを飼いたいが、自分が高齢のため悩んでいる」といった飼う前からの相談を受け付けているところもあります。悩んだら抱え込まず相談してみるとよいでしょう。

いざとなったときのための事前準備

自分にもしものことがあったときのために、ペットの引き継ぎについては、家族や近所の保護団体に予め相談しておくと良いでしょう。

心配な場合、ペットの世話について遺言を残すこともできます。たとえば「500万円を遺贈する代わりに、愛犬ポチを引き取り大切に飼育すること。ポチの死後は遺言者が契約した○○ペット霊園に埋葬すること」といった条件をつけることも可能です。

高齢の方におすすめのペット

ペットの代表でもある犬と猫は、高齢の方にも人気です。しかし費用や飼い続ける期間がかかるため、なかなか決断できない方も多いかと思います。

そこでご高齢の方におすすめなのが、うさぎやハムスターです。

うさぎやハムスターは、散歩もいりませんし、大掛かりな運動道具も必要ありません。大きな声で鳴いたり音を立てたりもしませんし、体が小さく広いスペースが必要ないので、マンションでも飼いやすいのがポイントです。

また、寿命が犬や猫よりも短いため、最期まで一緒にいてあげられやすい動物でもあります。もしご自身に万が一のことがあった折にも、ご家族に引き取ってもらいやすいといえます。

意外なところではメダカもおすすめです。日本のメダカは寒さに強く、熱帯魚のように加温式のヒーターがなくても飼育可能で、手軽に飼いはじめることができます。寿命は2~3年ほどですが、繁殖させていくことで長く飼い続けることができます。

まとめ

ペットは家族の一員。きっと日々の癒やしになり、日常生活にハリをもたらしてくれる、セカンドライフの大切なパートナーになってくれるでしょう。

ペットの将来を考えることは、ご自身のセカンドライフを設計するのにも良い機会です。まずはこの先かかる生活費用を試算しておくと安心です。その上でペットとの生活をより豊かに過ごすために、お持ちの資産を上手に運用してみると良いかもしれませんね。