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夏山シーズン本番!登山初心者が気をつけておくべき注意事項と道具

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日本百名山へのバスツアーが企画されたり、美しい景色をまとめた登山関連の書籍が出版されるなど、登山への注目が高まっています。特に夏の山は、冬の登山に比べて軽装備でチャレンジできることで人気があります。

「この夏は登山に挑戦してみよう」と考えている方もいるでしょう。難易度の高い名山から手軽に登れそうな低山まで、自分にあったレベルで楽しめる趣味ですね。

しかし、初心者向けの低山でも道迷いなどのプチ遭難に遭ってしまう可能性があります。今回は、夏の登山レジャーを楽しむために、押さえておきたい知識をまとめたいと思います。

夏山の魅力を知ろう

1年のうち、山が最も賑わう季節が夏です。夏の山には美しい緑がいっぱいで、自然の力強いパワーを存分に感じることができます。

新緑の中を抜けてたどり着いた頂上から眺める、抜けるような青い空も魅力的です。また、頂上から見渡す大パノラマの景色や緑の絨毯も圧巻。

ある程度の標高が高い山に登れば、ひんやり爽やかな空気を味わえる。これも夏山の魅力のひとつです。

人との絆が生まれるのも登山の魅力

健康のための適度な運動、自然に触れることでのリラックス効果、目標達成の快感と絶景など、登山の魅力も様々であり、楽しみ方も人それぞれです。

その中でも特に「人との絆」と強く感じられるのは、登山ならではの魅力です。

山登りは、一つの目標に向かって助け合う「チーム」の縮図です。一緒に登るパートナーと手を取り合い、山頂という明確なゴールへ向かっていく。その過程で得られる絆は、他のどんな趣味を通しても得られないものです。

夫婦や親子での思い出づくりはもちろん、新しい仲間との交流も魅力的です。

山登り注目が集まる昨今、同じ趣味を持つ仲間を見つけることも難しくなくなってきました。SNSなども活用しながら、新しい友人関係を築き、登山に行くケースも増えています。

登山を終えたら、山のふもとにある温泉やスーパー銭湯にぜひ寄って、山の疲れを癒やしてください。お風呂あがりにビールで晩酌しながら、仲間と一緒に山登りの達成感を分かち合う。これも大人の登山の楽しみ方です。

大人気の登山、しかし注意したいことも

平成28年社会生活基本調査(総務省統計局の調べ)によると、15 歳以上の「登山・ハイキング」の行動者は972万7千人。じつに1,000万人近い人が登山を楽しんでいます。

同調査をさらに読み進めると、50代以上の世代、特に60代以上の世代がその登山人気を押し上げているということがわかります。

昨年には、8月11日が「山の日」として国民の祝日に制定されました。登山への関心や人気はぐんぐんと高まっていることが伺えます。

しかし一方で、山での事故に関するニュースも目にする機会が増えました

警察庁がまとめた調査によると、平成28年の山岳遭難者は2,929人(うち死者・行方不明者319人)で、遭難者数は統計データが残っている昭和36年以降のうち過去2番目に多くなっています。さらに遭難者を年代別にみると、山での事故は年配の登山者に多いことがわかります。

これから新たな趣味として登山を始めたいというシニア世代の方にとって、山での事故は他人事ではないのです。

登る山のレベルと自らの体力を知ろう

普段からあまり運動をしない方がフルマラソンを走るのが無理であるのと同じように、憧れだけでいきなり2,000m級、3,000m級の山に挑戦することは無謀です。

まずは、日常的にウォーキングなどのトレーニングを行い、1時間程度で登れる難易度の低い里山から徐々に登山を始めてみるとよいでしょう。

身近な里山についてまとめた書籍やwebサイトも多数ありますから、所要時間や難易度といった情報を収集することは簡単です。

また、前述の警察庁による調査によると、全遭難者のうち単独登山中だった遭難者の割合は3割を超えています。初心者は特に山のトラブルに慣れていないので、単独で登山するのは避けたほうが無難でしょう。

身近に経験者がいなくても、登山サークル等を探して仲間を見つけたり、アウトドアショップ主催の初心者向け登山ツアーを利用するなど、山に詳しい人と一緒に登山をすることをオススメします。

最低限必要な装備を知ろう

本格的な趣味として登山を続けるかどうかが分からない段階で、すべての登山装備を揃えることは現実的ではないかもしれません。とはいえ、自分の身を守るためにも、最低限必要な装備は揃えた上で登山に臨みましょう。日帰り登山の際に最低限必要な装備としては、次のようなものが挙げられます。

登山靴

耐久性や足への負担軽減を考慮すると、スニーカーよりも登山靴が好ましいです。形も様々な種類がありますが、汎用性を考えると足首までを覆うハイカットのものを、いくつか履き比べて選んでみるとよいでしょう。

ザック

いわゆるリュックのことです。歩行時間の少ない日帰り登山であれば、あまりこだわる必要はありません。ただし長時間歩行する予定があれば、疲れにくく背負いやすい登山用のザックを用意したほうがベターです。日帰り登山であれば、容量は30Lもあれば十分でしょう。

雨具

山の天気は変わりやすいため、天気予報が晴れでも雨具は必ず持っていきましょう。登山用の雨具は、軽量で持ち運びに優れた商品がたくさんあります。

服装

服装は速乾性にすぐれた化学繊維素材のもので、動きやすいものを選びましょう。ジーンズや綿素材のものは登山には適していません。靴下は厚手のものが最適です。

水・食料

熱中症にならないためにも、水は必須アイテムです。1時間あたり500mlを摂ることを目安として考えておきましょう。また、水はケガの消毒時にも役立ちます。食料はいわゆる食事用のもの以外に、行動食として手軽に食べられるものも用意しておくとよいでしょう。

その他にも、地図、救急セットなどがあるとさらに安心ですが、最初から完璧にしなくては...と意気込まず、登山に詳しい人と一緒に楽しみながら必要なものをそろえていくと、負担なく山を満喫することができますよ。

まとめ

楽しいレジャーである登山も、一歩間違えれば危険と隣り合わせです。とはいえ、きちんと準備をしておけば事故のリスクは抑えることができます。最低限の知識を身につけた上で、人気の登山を楽しんでみてくださいね。