増税低金利時代を賢く生きる!資産を防衛するための投資とは?

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お金はとても大切なものですね。私たちが生活していくうえで、当然なくてはならないもの。いきなりお金持ちになるとか、資産家になるということも、宝くじにでも当たらない限りそう滅多にあるものでもありません。こつこつ働いて、蓄えを増やし老後に備えるしかないのです。

しかし、いつまでも現役で働き続けるということができるのでしょうか。貯蓄や倹約も限度があります。かつては郵便局や銀行でも、年利7パーセントなど高金利時代がありました。年利7パーセントとは、300万円を預けておけば、福利効果で10年後にはなんと600万円となったのです。でも残念ながら現在の日本では、どの銀行でも定期預金も1パーセント以下、10年ものの長期国債でさえも1パーセント以下の金利しかつかないのが現実です。まさに低金利時代なのです。そうなると郵便局や銀行に預けておくだけでは資産はまったく増えていきません。増えないということは収入が途絶えたときに、今ある手持ちのお金で生活しなければならず、資産が減る一方です。そういったことを打開するためには、今持つ資産を維持し、さらに増やしていくということが重要になってくるのです。

1.投資を考えてみる

貯蓄をする以外に資産を増やすためのひとつの方法として「投資」が挙げられます。
投資種別による資金とリスクをまとめてみます。

<投資種別にみる資金とリスク>

投資種類 元本保証 資金 リスク
普通預金 手持ちのお金でできる。 現在は金利がほとんどつかない。
外貨預金 手持ちのお金でできる。 為替変動によっては元本割れをすることもある。
不動産投資 ×
(ゼロになることはない)
ある程度必要だがローンを組むことができる。 大きく利益が出ない代わりに、大きな損失もない。
長期計画にてローンを返済しながら収益を得ることも可能。
株式 × まとまった額が必要。 大きな利益がでるが、大きな損失をする場合もある。
FX × 少額からできる。 大きな利益がでるが、大きな損失をする場合もある。
海外債権
(保有期間の間は保証される)
ある程度必要。 国の通貨によっては高金利が期待できるが、為替変動リスクも大きくなる。
×
(ゼロになることはない)
ある程度必要。 大きく価格変動することがある。利子や配当はつかない

上記のように、投資によって資金やリスクが違ってきます。知識さえあれば、株式投資やFX投資などで、10年間で10倍に資産を増やすことも夢ではありません。ということは逆に、一度に資産が減ってしまうというリスクも持ち合わせています。

これがハイリスク、ハイリターンだといわれるゆえんです。それに比べ、不動産投資はミドルリスク、ミドルリターンといわれます。なぜなら、不動産は資産が2倍、3倍と大きく増えない代わりに、どんなに下落してもゼロにもならないからです。

不動産は元本保証ではありませんので、投資をするには難しい印象があるでしょう。ただ不動産は自身の目でその土地や建物を確認し、選択することができます。すでに土地を所有していて、アパートを建て賃貸経営を始める場合でも、その事業内容をすべて把握することが可能です。倒産する心配のなさそうな大きな会社の株を所有していても、実際その内部でどのようなことが起きているかの詳細は株主のところまでは降りてはきません。今の時代、大きな企業だから安定しているとは限らなくなってきています。極端なことを言えば、いきなり経営不振を通告され、株の価値がなくなってしまうことも考えられます。そういった意味でいうと、不動産投資は、自身で考え、動かすことができ、さらにリスクも小さく始められる、やりがいのある投資ではないかといえるのです。

2.アパート経営の良さ

不動産投資の中にもいろいろと種類がありますが、その中でもアパート経営がより自身の手腕を発揮できるところが多くあるといえます。自分自身がこんな部屋なら住んでみたいと思える部屋をコーディネートし、自分と同じ感覚を持った方に住んでいただけたら、どんなに素晴らしいでしょう。しかし建物の建築費用や諸経費などを自己資金で全額まかなうことは難しいです。その場合に、金融機関でローンを組むことにはなりますが、キャッシュフローさえ間違わなければ、ローンを返済しながら家賃収入を得られることも可能です。

たとえそれが毎月10万円の収入であっても、別の仕事をしながらのアパート経営であれば、月給にプラスしてお金が入ってくるということになり、生活に余裕が生まれます。このプラスの収入を旅行や趣味に回すこともできますし、ある程度お金を貯めて次の不動産投資に回してもいいのです。不動産投資はコツコツと少しづつ増やしていくことで成功する投資とも言われています。また土地を所有している場合、そのままの状態にしておいても固定資産税がかかります。その土地を活用してアパート経営などをすることで税金が安くなったり、ゆくゆくは相続税なども軽減できたりもするのです。

3.利回りとは?

良く耳にする「利回り」とはどういったものなのでしょうか。「利回り」とは、物件価格に対する想定年間賃料の割合をいいます。例えば、2400万円でアパートを購入もしくは建築した場合、毎月20万円の家賃、年間で240万円の家賃収入があった場合、利回り10パーセントというのです。これは「表面利回り」ともいわれます。空室がでればそれだけ家賃収入が減るからです。利回10パーセントの物件というのはかなり利回りのいいものといわれます。

アパート 2400万円にて購入 (家賃5万円×4部屋の場合)
1か月 20万円の収入 → 1年間 240万円の収入 表面利回り 10パーセント
(空室ゼロの場合)

物件種別にみる利回りの目安を挙げてみます。高利回りを想定してキャッシュフローを立てても、実際採算が取れない場合があります。下記はあくまでも目安ですので、詳細は専門家に相談してみましょう。

4.お金以外の充実感

不動産投資をしている方達の中には、単にお金持ちになって贅沢をしたいというよりは、何か急の出費に困ったときに、自身の経営するアパートの家賃収入に助けられたり、また高齢者施設や商業施設を建築、経営することで、社会的に貢献できているという心の充実感も得ているようです。こうしてみると不動産投資は、社会に役に立ちながらお金も得られるという一石二鳥の投資といえるのではないのでしょうか。自身の属性、所有する不動産の立地や周辺環境にもよりますが、さまざまな角度から、一番自分にあった不動産投資の方法を考えてみてもいいのかもしれません。

まとめ

投資方法にはさまざまな種類があります。それぞれ正しい知識を持って臨めば、リスクも回避できることでしょう。とくに不動産投資は少ない自己資金でも始められ、老後の生活に余裕を与えてくれるでしょう。専門家に相談しながら、自身にあった投資方法を選んでみてはいかがでしょうか。

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