アパート経営を行うには財務・法務・市場調査など様々な観点からの情報収集と、それに伴ったPDCA[Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)]が必要です。そのため、プロの手を借りることはもちろん、はじめてアパート経営をするとなると様々な疑問や不安があるかと思いますが、「アパートとは、そもそもどういったものなのか?」から始まり、少しずつ理解を深め知っていくことが大切です。

１．アパートとは?

[アパートの定義]

アパートとは、2階建てが中心の木造建築物を主に指し、部屋数は少ないところでは2室、多いところでは10室以上、間取りは単身者向けのワンルームからファミリー向けの３DKなど幅広くあるのが特徴。
しかし事実上、不動産業者ではアパートという枠組みをきっちりと敷いてはおらず、例えば4階や5階の建物であったとしてもアパートと銘打つ業者があったり、防音対策として木造ではなく鉄筋コンクリート(RC)のアパートを建てる業者もあります。アパートというと一昔前は6畳一間の古い建物をイメージしていましたが、現在建築されているアパートは、全面フローリングでハイスペックな設備と住み心地が最優先されており、時代のニーズに合わせたアパート造りが拡大されています。
次にアパートと区別するために、マンションの定義を記載します。

[マンションの定義]

マンションとは、主に4階以上の鉄骨造、もしくは鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)の建築物を指す。アパートと違い造りは頑丈で防音対策に強い。外観や内装などデザイン性にも優れ、より快適な日常生活を送れるような住まいになっているのが特徴。

２．アパート経営をするには?

アパートとはどういったものなのかが少しおわかり頂けたかと思います。
次に本題である「アパート経営をするには?」に入ります。

まずは、近くの不動産業者に駆け込む人、周辺のリサーチをかける人、インターネットや本などで情報収集する人など様々なやり方はあるかと思いますが、不動産業者にもそれぞれの特徴や得手不得手があります。街でよく見かけるのは賃貸物件の斡旋です。アパート経営をするならば、アパート経営に力を入れている不動産業者を選んだほうが得策でしょう。

最初の不動産業者選びを失敗してしまうとアパート経営の成功は望めないでしょう。そうなる前に最初に行って頂きたいことは情報収集です。自分の条件に合った不動産業者選びをするのがポイントです。

また、手軽に情報収集できるのはなんといってもインターネットです。今の時代、インターネットにはありとあらゆる情報が掲載されています。自分でよく見比べて有益な情報を選択してください。
下記に簡単ですが、アパート経営するにあたっての流れについてチャートにしてみました。

もちろん、不動産業者選びはインターネットだけでなく周辺の評判や口コミも大変重要です。

また、「CMでよく見かける会社だから」「大手だから」という理由だけで不動産業者選びをしてしまう人がいます。会社によっては広く・浅く手広く業務を行っているところもあるので注意が必要です。かといって、地元の何十年と根付いた小さな不動産業者を選べば良いというわけでもありません。なぜなら、そういった不動産業者は古くからのやり方を好み時代の流れに沿った不動産業を行えていない可能性があるからです。

また、一口に不動産業者といっても得意とする分野や専門としている業務があるので、知っておきましょう。

• 仲介専門会社‐入居者募集から契約業務だけを行っている
• 仲介・管理会社‐仲介と管理を行っている
• 管理会社‐管理のみを行い、仲介は外部に委託している

さいごに

アパート経営の成功は、なんといっても情報収集です。「はじめてだから、何から始
」という方は、まずはインターネットで情報収集してみましょう。また、書店には様々なアパート経営についての本が並んでいます。それらをうまく利用し徐々にアパート経営について理解して頂ければ良いかと思います。