時代の転換期~平成の終わり(平成24年~平成30年)
平成の終盤。古いものが終わり、新しいものや現象が次々と生まれるという、一つの時代の終わりを感じさせる出来事が多くありました。
平成24年(2012年)
ピーチ・アビエーション、ジェットスター・ジャパンなどの格安航空会社が日本に就航し、飛行機を使った旅がより手軽になりました。
5月22日に東京スカイツリーが開業。日本で一番高い建造物として、新たな東京の人気スポットとなりました。
平成25年(2013年)
長時間残業や残業代の未払いなどが多くの企業で問題となり、「ブラック企業」が流行語になりました。「働き方改革」が進められる契機となり、企業でも労働環境が見直されはじめます。
平成26年(2014年)
31年以上の長寿番組「笑っていいとも!」が終了しました。その後も「めちゃイケ」「とんねるずのみなさんのおかげでした」などの長寿番組が次々と終了。TV番組の変革期に入ったと言えます。
2027年の品川〜名古屋間の開業を目標としたリニア中央新幹線が着工。名古屋、大阪など沿線地域では開発ラッシュとなりました。
平成27年(2015年)
マイナンバー制度がスタート。従来の住民基本台帳カードに変わる仕組みで、役所での手続きや確定申告などはマイナンバーが必要となりました。役所での業務処理の効率化やミスを軽減できるといったメリットがあるとされています。
4月24日にはスマホと連携できるウェアラブルデバイス「Apple Watch」が発売され、スマートウォッチが普及するきっかけとなりました。
平成28年(2016年)
スマートフォン向けゲーム「ポケモンGo」がブームとなりました。街なかでポケモンを見つけられる「位置情報ゲーム」という新しいゲームのパイオニアとなった反面、「歩きスマホ」に起因するトラブルや「ながら運転」による事故などが多発し、問題視されるようになりました。
3月26日には北海道新幹線が開業し、北海道への旅がますます便利になりました。一方で、8月22日にはブルートレインが終了し、惜しむ声が多くみられました。
平成29年(2017年)
SNS「インスタグラム」への投稿で「いいね」がもらえるスポットや物を指す「インスタ映え」が流行語になりました。インスタ映えする写真を求めて人気スポットや食事を巡る人が急増しました。
「ビットコイン」への投資で億万長者になる人が出現し、仮想通貨への投資がブームとなりました。
平成30年(2018年)
平成最後の年は全国で歴史的猛暑となりました。埼玉県熊谷市で観測史上最高の41.1度を記録。7月には全国で5万人以上が熱中症にかかり搬送されました。
他にも「暑すぎてプールが閉鎖される」「アイスが品薄になる」「野菜の価格が高騰する」など、日常生活にさまざまな影響を及ぼしました。猛暑だけでなく、地震・豪雨・台風などの自然災害が多発した年でもありました。
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まとめ
年数は昭和時代に比べて半分程度と短かくはありましたが、振り返ってみれば強く印象に残る出来事が目白押しでした。
2019年4月30日には平成も終わり、5月からは新しい年号を迎えます。次の時代では私たちの生活や思考にどのような変化をもたらすのでしょうか。