秋に感じる倦怠感・不眠・食欲不振の原因は「秋バテ」かも!対策と予防で初秋を乗り切ろう

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秋バテへの対策と予防【胃腸を弱めたタイプ】

ビタミンやミネラルを意識した食材を取り入れる

秋バテによる胃腸の働きの低下には、胃腸を回復してくれるような栄養価の高い旬の食べ物がベストです。秋の旬といえば、サツマイモやカボチャ、栗、サンマなど。松茸などのキノコ類も取り入れてみましょう。

胃腸に負担をかけて秋バテを悪化させないよう、調理もできるだけヘルシーにするのがポイント。ふかし芋やサンマの塩焼き、オニオンスープなど、できるだけ脂肪分やスパイスなどの刺激物がないシンプルなレシピがおすすめです。

食べすぎや飲みすぎは「胃液が胃の内容物とよく混ざらない」「胃が拡張しすぎてよく動かない」など消化に悪影響を及ぼしますので、腹8分目を意識しましょう。

温かいスープや飲み物を飲む

冷たい食べ物や飲み物は胃腸を冷やす原因になるので、暑さのピークを超えたら冷蔵庫で冷やしたお茶など冷たいものはできるだけとらないようにしましょう。徐々に温かい飲み物に切り替えることが、胃腸を弱めたタイプの秋バテの予防になります。

漢方としても使われるショウガを使った「ショウガ湯」や「ショウガ紅茶」も、胃腸の機能を高めて秋バテを予防するのにおすすめです。また、起床後の胃腸を動かすために、起き抜けにコップ1杯の白湯を飲むのも効果的でしょう。

アロマな香りでリラックス

睡眠不足が続くと、胃腸が休まらず疲労し、働きが弱まってしまいます。胃腸を回復するには7~8時間程度の十分な睡眠が大切です。

秋バテでなかなか眠りにつけないときにおすすめなのが、夜寝る前のエッセンシャルオイル(基本精油100%※)です。ティッシュに数滴落とし枕元に置いて使います。
※精油によっては液体としての保存が難しいことから100%でない場合もあります。

エッセンシャルオイルには、自律神経を整え、リラックス効果が期待できます。好きな匂いを選ぶとより効果が高まりますが、特にこだわりがないならリラックス効果の期待できるイランイランやローマンカモミール、ヒノキ、ラベンダーあたりを選んでみましょう。

※ただし、妊娠中や持病持ちの人には推奨できないので、取り扱いには注意が必要です。

紫外線対策をする

太陽から発せられている紫外線は、体力を奪い、倦怠感や秋バテの症状悪化の原因につながることがあります。紫外線を浴び続けることで、自律神経が乱れ、自律神経の乱れによって、胃腸の働きの低下、全身の疲労などを引き起こすためです。

紫外線=夏というイメージもあるかもしれませんが、紫外線は夏だけ対策すればよいものではありません。初秋でも初夏ほどの紫外線量が降り注いでいます。

雨や曇りでも、紫外線量が0になることはまずありません。夏に引き続き、日焼け止めや帽子などで対策しましょう。とくに秋のイベントである紅葉狩りや果物狩りなど、長めのお出かけには紫外線対策は必須です。

まとめ

暑い夏を乗り越えても油断できない「秋バテ」。気候が涼しくなったところで急な体調不良を引き起こすかもしれません。

秋は「スポーツの秋」「読書の秋」など色々なことをするのにもちょうどいい季節です。体調を崩して秋を楽しむことができないのはもったいないので、しっかりと予防・対策をしましょう。