親子で楽しむ2018年鉄道の日!お得な乗り放題パスやイベント情報をご紹介

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10月14日は「鉄道の日」と呼ばれ、JR全線をお得に乗車できる「秋の乗り放題パス」が販売されたり、全国各地で様々なイベントが開かれたりします。

今回は「鉄道の日」に先立って、お得な切符の概要や実施されるイベントの内容をご紹介します。子供はもちろん大人も一緒に楽しめるので、秋のちょっとした旅行計画の参考にしてください。

鉄道の日とは?

鉄道の日は、初めて鉄道が開通した日に由来しています。今から約150年前の1872年10月14日(旧暦:明治5年9月12日)に、日本で初めて鉄道が開通しました。運行された区間は当時の新橋駅〜横浜駅間で、距離は約29キロでした。

鉄道開業50周年である1921年10月14日には、東京駅の丸の内北口に初代の鉄道博物館が開館しました。翌1922年には、鉄道省が10月14日を「鉄道記念日」に制定し、これが「鉄道の日」の前身となりました。

1994年に運輸省(今の国土交通省)が「鉄道記念日」の名称を「鉄道の日」に改称します。それ以降「鉄道の日」の前後では、お得な乗車券や記念乗車券が販売されたり、様々なイベントを行われたりと、JR・私鉄を含めて多くの鉄道会社が「鉄道の日」を祝う動きを始めました。

お得に電車で旅行できる「秋の乗り放題パス」

「鉄道の日」を記念して、JRでは「秋の乗り放題パス」が販売されます。2011年までは「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」という名称でした。

これはJR全線の普通列車と快速列車が乗り放題になる切符で、連続する3日間は何度でも途中下車できます。

販売期間 2018年9月15日(土)~2018年10月19日(金)
利用期間 2018年10月6日(土)~2018年10月21日(日)のうち連続する3日間
販売価格 おとな:7,710円、こども:3,850円
発売箇所 全国のJRの主な駅、JRの旅行センター、主な旅行会社

指定券を購入すれば、SLなどの観光列車でも乗車可能なため、ちょっとした小旅行におすすめです。ただし特急列車と新幹線には乗車できませんのでご注意ください。

同じような乗り放題の切符として、春夏冬に販売されている「青春18きっぷ」がありますが、こちらは大人の料金設定しかありません。「秋の乗り放題パス」はこども料金もあるため、子供との電車旅が楽しめると毎年人気です。

販売価格が約8,000円となりますので、片道約4,000円以上掛かる場所であれば十分に得をする計算です。東京駅からの出発であれば、以下の区間が旅行先としておすすめです。

お得に楽しむ!おすすめの旅行先

東京〜浜松【静岡】(一般価格:片道約4,430円)

車窓から見える景色は情緒に溢れ、富士山だけでなく駿河湾も一望できます。新幹線では一瞬で過ぎてしまう景色ですが、車中も旅行の一コマとしてゆっくり堪能しましょう。

浜松では「浜松餃子」や「うなぎ料理」を始めとした美味しいグルメが豊富ですので、食を堪能する旅を計画してもいいでしょう。

東京〜松本【長野】(一般価格:片道約3,996円)

松本へ行くまでの間では山岳地帯を電車で抜けていきますので、都会の生活では見ることのできない自然の景色を楽しめます。

松本城を楽しんだあとは足を伸ばして長野市内の観光もできます。旅の選択肢が多いのも特徴の一つです。

東京〜長岡【新潟】(一般価格:片道約4,750円)

途中にある越後湯沢駅は改札外に日本酒の飲み比べや日本酒風呂があり、全国から観光客が訪れます。長岡から50分ほど電車に乗ると日本一海から近い駅で有名な「青海川駅」にも行けます。