子どもも高齢者も楽しめる!3世代での家族旅行のプランの立て方

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普段はなかなか時間がとれないからこそ、たまにはゆっくりと家族みんなで旅行をしたいものです。しかし、子どもや両親を含む3世代で旅行となると、行き先や準備、家族の体調も考えていつも以上に計画を練らなくてはなりません。

今回は、3世代での家族旅行のポイントについて事例を交えて紹介します。

家族3世代で旅行に行くメリット

子どもを両親の住む実家に遊びに連れていくことがあっても、ゆっくり話す時間がとれないこともありますよね。以下のアンケート調査では、3世代で行く旅行のメリットとして「3世代間のコミュニケーション」を挙げている人が多数でした。

旅行会社のプランには、とっておきのご馳走やメッセージケーキなどのお祝いセットを組み込めるものや、フォトブックで貴重な旅行の思い出を形にできるオプションもあるので、特別な思い出にもなります。プラン次第では、貴重な体験ができるのも家族3世代で行く旅行のメリットです。

失敗しない3世代旅行計画の立て方のコツ

失敗しない3世代旅行計画の立て方について、気をつけるべきことをご紹介します。特に体調を崩しやすい高齢者の負担にならないよう、注意をすることが大切です。

年齢と健康状態を把握する

3世代旅行の計画を立てる場合、第一に考えたいのが旅行する人の年齢と健康状況。誰かが無理をしたり、遠慮したりする旅行は、結局は誰も充分に楽しむことができません。

旅行を成功させるコツは、高齢の両親など体が弱い人をベースに計画を立てることです。

これによって、今後の移動手段や観光プラン、宿泊先選びに影響してきます。

旅行先と移動手段を検討する

旅行先を選ぶときは、近場か、思い切ってかなりの遠方どちらかをとる方が好ましいです。中途半端な距離だと旅行手段次第ではかえって疲れてしまいます。

都心を起点にした旅行なら、優れた交通網を利用してすぐにアクセスできる旅行先を探してみると良いでしょう。遠方を選ぶのなら、レンタカーを借りての観光地巡り、のんびり旅行をしたいなら国内クルーズなどもおすすめです。

3世代それぞれの希望をヒアリングする

次に、家族それぞれにヒアリングをして、旅行中でやりたい事や行きたい場所について希望を集めます。

ヒアリングする時のコツは、ガイドブックなどを予め読み込んでおいて、大まかな選択肢やプランを持っておくことです。漫然と「やりたい事ある?行きたい場所は?」と聞いても、初めての場所ではなかなか希望も出てきません。

事前にピックアップしておき「こういう所があるけど興味はある?」「これやってみようか」など、提案しながら希望を募ると、計画がスムーズです。

また、両親の世代の場合はすでに行ったことがあるケースも考えられます。その場合は過去に行ってよかったところなどを聞き出し、プランの中に折り込むと良いでしょう。

旅行のプランを決めていく

3世代旅行を成功させるには、子ども世代が充分楽しめることが重要です。子ども達が楽しめなければ、両親にとっても良い旅行とは言えなくなります。また、途中でぐずってしまって計画通りにことが進まない可能性も高まってしまうでしょう。

そしてもう一つ重要なのは、無理のない余裕のあるプランを練ることです。

特に高齢者の場合は、移動の疲れで体調を崩してしまうことがよくあります。せっかくの旅行だからと予定をきっちり詰めてしまうと、すべてを回りきれず、ただ疲れただけの旅行になってしまいます。

また小さな子どもにとっても詰め込み過ぎは要注意。慣れない環境で疲れが溜まっていると、子どもはすぐに体調を崩します。具合が悪くなってしまっては本末転倒ですので、盛り込みたい気持ちをグッと堪え、余裕のある計画を練りましょう。

子どもが退屈してしまうことが心配なら、「午前中にアクティビティで楽しんだら、午後は観光地をのんびり散歩」などの切り分けをしたり、一部だけは子ども世代・親世代を別行動にしたりするのも良いかもしれません。

大切なのは、旅行先でのイベントではなく、3世代みんなでの良い思い出を作ることです。